サンドイッチはお好き?


今日もいつものようにツバサが迎えにやってきた。

「ヒナタさん!今日もお願いしますね★」

ちゅ-をしたあの時はあの時はあんなに可愛かったのに

最近じゃそんな純情ぶりを見せてもらえない。

ちょっと物足りない毎日が続いてる。

でも,ちゅ-以上の関係になんてなろうと思った事はない。

だって僕にはグレミオがいるし。


いつものように皆は外で待っている。

勿論ツバサも。

「じゃぁ行ってくるね,グレミオ」

僕は笑顔で言う。

いつも繰り返している事なのに

グレミオは根性の別れのように悲しがる。

前に比べると勢いは治まったんだけど,

「9時までには帰って来て下さいね?御飯が冷めちゃいますから」

―やっぱり子供扱いされてる。

以前より保護者っぷリがUPし始めて来てる。

「いっつも同じコトを言わなくたって分かってるヨ。」

グレミオ特製弁当を受けとって,ぼくは少し頬を膨らませた。

こう言う所が幼いって言うのは分かってるんだけど,

治らないんだモノ。

「坊ちゃんはグレミオの一番大事な人ですから,,,心配しない事なんて出来ないですよ。」

こういうときのグレミオはとても大人で,

ドキッとする。

いつもより声が甘くて,

眼が優しい。

ちょっとエロチックで,

出かけるのが惜しいくらい。

「ん…」

グレミオが僕を抱き締める。

僕は体が小さいからグレミオの中にスッポリと納まってしまう。

大きな腕と意外とがっしりした彼の体が好き。

いつもはコレで終りなんだけど…

「ねェ…キスして?」

って

言ってしまった。

胸が凄くドキドキしてる。

誰かに観られるかもしれないって言う得体の知れない緊張が僕をそうさせたのかもしれない。

静かに…でも激しく彼と僕の唇は繋がった。

舌はちゅぷっと言う卑猥な音を出しながら

予想できない動きをする。

それは

とても熱くて

とても甘くて

とても…悦かった。



* * * * * * * * * 




「ヒナタさん…?」

ツバサは中々来ないヒナタを心配して家の中へと戻っていた。

フリックやビクトールには

「きっとグレミオが離さないだけだから気にする事はないさ」

と言われたけど…それを振り切って来てしまっていた。

何故かは分からない…

だけど,

何かの予感がしたのかもしれない。

ヒナタとグレミオは未だ先ほどの部屋にいた。

しかし、

違うのは

絡み合う二人の舌。

妖艶な雰囲気,。

独特の雰囲気を醸し出す二人。

コレハ…ナニ?

その言葉だけがグルグルと回っている。



「はぁ…んっぅ」

グレミオが唇を離すとヒナタは聞いたことのないような色っぽい声で喘いだ。

目はトロンと溶けたようになり,

顔は赤く紅潮していた。

一人では立てないのか

グレミオに抱き寄せられたまま、ポォっとしている。

「今日は…早く帰って来て下さいね」

そして…続きをしましょう?

グレミオは確かにそう言った。

その証拠に,ヒナタは顔を真っ赤にして,

「…バカ」

といっていた。

それが…何より二人の深い仲の証拠だった。

ツバサの目からは涙が滲んでいた。

本人ですら気付いていなかった淡い恋心は

奇しくも思い人のラブシーンにて

その想いを知ることとなってしまった。


* * * * * * * * *


「ツバサ-?」

何かさっきからツバサの様子が変だ。

いつもなら五月蝿いくらい話し掛けて来ると言うのに…。

なんなんだろう?

「悩み事?相談に乗ろうか?」

つーん。

「サンドイッチ食べる?」

つーん。

「好きな子でも出来た?」

…。

急にツバサがくるっと振り帰り僕に抱きついた。

そして…

「えっ!?ちょっ!?・・・・?????」

戸惑う僕をよそにツバサは僕の唇を奪った。

「ヾ♂Ω°ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

パーティメンバー全員が声にならない叫びをあげた事は予想がつくだろう…。

でも…もっと予想しないコトが起こった。

「僕…ヒナタさんが好きです。」

その言葉を聞いた瞬間に

僕のノーミソは綺麗にフェードアウトしてしまった。

全ては…全てはきっとココからはじまるのだろう…。

きっと。 




* * * * * * * * *


相互記念SS★



如何でしょうか‐?
本当は…もっとツバサくんの切なさとか
書きたかったような気がするのですが…?
なんですかこのキスシーンの一人盛り上がりは。
ただのエロやん。
しかし次こそは,やってるところ書きたいなぁ…(死
グふっ(吐血

オネィサマ★
こんなへっぽこ小説でゴメンナサイ‐(>_<)
でも貰ってやって下さいマセ‐★

 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

浅瀬さんに相互記念に頂いたグレ坊+2主人公SSです!!
まさかまさかもらえるとは思ってなかったのでとっても嬉しいです!
しかも次の日部活があるにもかかわらず書いてくださるなんて!!(感激)
あぁもう素敵すぎます!三角関係…ムフv(コラ)
これからどうなってしまうのかドキドキ☆です!!(鼻血←変態)
ありがとうございます氷魚ちゃ〜〜〜んっ!!(なれなれしすぎ)
もうガンモドキ一生ついて行く覚悟で参ります(何処に)


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